退職金の手取り額を多くする方法について

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退職日が1日変わるだけで手取りが数十万円変わる!

幸村

退職日が1日変わっても、
勤続年数のうち、1日分減るだけ
だから関係ないよね?

アップル信者<br>

いいえ。
1日違うだけで、手取りが数10万円変わる
場合があるので、勤続年数の確認は非常に重要です。

これから、その理由を解説していきます。

前提条件:

Aさん 勤続年数25年(2020年4月1日入社、2025年3月31日退職) 

Bさん 勤続年数25年+1日(2020年4月1日入社、2025年4月1日退職)

共通条件 退職金2,000万円、所得税率+住民税率=30%

退職所得の金額

退職所得の金額は、原則として、以下のように計算します。

国税庁:https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/1420.htm

退職所得控除額

また、退職所得控除額は、次のように計算します。

国税庁:https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/1420.htm

勤続年数

また、勤続年数は、次のように計算します。

赤マーカした「勤務期間に1年に満たない端数があるときは1年に切り上げます。」が、本記事の重要なポイントです。

すなわち、勤続年数25年のAさんの勤続年数は25年
     勤続年数25年+1日のBさんの勤続年数は26年1日は1年に切り上げ

国税庁:https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/gensen/2732.htm

検証:退職日が1日変わるだけで手取りが数十万円変わるのか?

それでは、計算方法を確認できたところで、Aさん、Bさんの手取りがいくら変わるのか検証していきましょう。

前提条件:

Aさん 勤続年数25年(2020年4月1日入社、2025年3月31日退職) 

Bさん 勤続年数25年+1日(2020年4月1日入社、2025年4月1日退職)→26年1日は1年に切り上げ

共通条件 退職金2,000万円、所得税率+住民税率=30%

Aさん

退職所得控除額 = 800万円 + 70万円 ×(25-20)年 = 1,150万円

退職所得 = (2,000万円 – 1,150万円)× 1/2 = 425万円

所得税・住民税 = 425万円 × 30% = 127.5万円

退職金の手取り =  2,000万円 − 127.5万円 = 1,872.5万円

Bさん

退職所得控除額 = 800万円 + 70万円 ×(26-20)年 = 1,220万円

退職所得 = (2,000万円 – 1,220万円)× 1/2 = 390万円

所得税・住民税 = 390万円 × 30% = 117.0万円

退職金の手取り =  2,000万円 − 117.0万円 = 1,883.0万円 Aさんより10.5万円多い!

検証結果は、勤続年数が1日多いBさんの方が、退職金の手取りが10.5万円高いことがわかりました。

ご注意頂きたいことは、定年退職される場合は、退職日は会社の規定で定められていることが多いため、本人の希望で自由に変えることは難しいと思います。

しかし、転職など本人の意思で退職する場合は、退職日を自由に設定できるため、このような規定があることを認識しておくと、数10万円変わることがあるため知っておいて損はないと思います。

また、長期の欠勤や病気で休職期間は、勤続年数に含まれるため、休職されている方は安心してください。

今後もお金に関する有用な情報を発信していきますので、よろしくお願いします。

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